東北旅行へ行った時に初めて食べたゆべし。
その美味しさが忘れられず、時々買って食べることがあります。
家伝ゆべしの特徴
家伝ゆべしとは、福島県を代表する伝統の和菓子です。
- テトラポットのような形をしている
- 表面の茶色は黒糖ではなく醬油
- こしあんが入っている
- けしの実がかかっている
- モチモチだけど噛みきれるので、お年寄りにも優しい
家伝ゆべしの歴史
1860年に、菅野文助(かんのぶんすけ)が「菅野屋」を名乗り、城下町三春でゆべし作りを始めました。
ゆべしは四角い形が多いですが、かんのやのゆべしは三角形です。
この形は、三春城主田村義顕(たむらよしあき)公の祖先である坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)が2羽の丹頂鶴に育てられたという故事に由来し、羽を広げた鶴のイメージで作られています。
家伝ゆべしを食べた感想
味はみたらし団子に似ていますが、生地に練り込まれた醬油の塩味が、こしあんの甘味を引き立てています。
甘じょっぱさと、こしあんの甘さのバランスが良く、後を引く美味しさです。また、上にかかっているけしの実の香ばしさが、とてもいいアクセントとなっています。
上新粉を使っているので、伸びや粘りはありませんが、もちっとした歯ごたえがあります。どちらかというと、柏餅の食感と似ています。
素朴でホッとする味わいで、美味しい緑茶が良く合います。
家伝ゆべしの商品概要
商品名 | 家伝ゆべし |
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製造者 | かんの家 |
製造者住所 | 福島県郡山市西田町大田字宮木田3番地 |
原材料 | 糖類(砂糖、オリゴ糖)、上新粉、こし餡(小豆、砂糖、還元水飴)、醤油(小麦を含む)、澱粉、けしの実、食塩、膨張剤 |
賞味期限 | 7日 |
保存方法 | 直射日光・高温多湿を避けて保存 |