博多にも桔梗信玄餅に似たお餅があると知って、食べ比べの為に取り寄せてみました。
似ているけどちょっと違う風呂敷包みの和菓子「信玄餅」「筑紫もち」「大風呂敷」「出陣餅」他
4つのお餅の共通点は、「きな粉をまぶした3切れの餅が入っている」「特製の蜜をかけて食べる」「小風呂敷に包まれている」ことです。
実際に、違いがどこにあるのかを比較してみました。
桔梗信玄餅(ききょうしんげんもち)
桔梗屋が...
筑紫もちの特徴
- 親指大の餅にきな粉をまぶしてある
- お餅は3切れ
- 博多しぼり風の小さな風呂敷の様な包み紙で包装されている
- パックの大きさに余裕があるので、信玄餅よりも食べやすい
- 付属の黒蜜をかけて食べる
筑紫もちの歴史
筑紫もちは、1977年(昭和52年)に社長の森恍次郎が祖母のきなこ餅をヒントに開発しました。
その際、筑紫の読み方が「つくし」なのか「ちくし」なのか、正しい読み方を調べるために、郷土史家の筑紫豊に相談したところ、古事記や日本書紀には「つくし」と表記されていること、多くの地域では「つくし」と発音することから公式な読みは「つくしもち」に決定され、その年の4月28日に販売がスタートしました。
ただし、地元では「筑紫」を「ちくし」と発音するため、如水庵は「ちくしもち」も正式な読み方としています。
筑紫もちを食べた感想
実際に食べてみると、桔梗信玄餅とよく似ています。少し違うところと言えば、お餅が小さく、きな粉と黒蜜の量が少ないですね。黒蜜も色が薄めでとろみが弱いかな?その分、入れ物からこぼれないので食べやすくなっています。したがって、食べやすさは筑紫もちに軍配が上がります。
きな粉の香ばしさとお餅のモチモチ感、黒蜜の絡み具合がとても良く、おいしいです。
味はどちらも甲乙つけがたく、信玄餅に慣れている人は「信玄餅」、筑紫もちに慣れている人は「筑紫もち」が美味しいと感じると思います。
どちらが口に合うか、ぜひ食べ比べて下さいね。
筑紫もちの商品概要
商品名 | 筑紫もち |
---|---|
製造者 | 如水庵 |
製造者住所 | 福岡県福岡市博多区駅前2丁目19-29 |
原材料 | 【黄な粉もち】グラニュー糖、餅粉、麦芽糖、砂糖結合水飴、水飴、黄な粉、トレハロース、乳化剤(原料の一部に乳、大豆を含む)【黒砂糖の蜜】黒砂糖、液糖、水飴 |
賞味期限 | 20日 |
保存方法 | 直射日光・高温多湿を避けて保存 |