4つのお餅の共通点は、「きな粉をまぶした3切れの餅が入っている」「特製の蜜をかけて食べる」「小風呂敷に包まれている」ことです。
実際に、違いがどこにあるのかを比較してみました。
桔梗信玄餅(ききょうしんげんもち)
桔梗屋が販売している山梨県笛吹市の銘菓。
きな粉をまぶした求肥が入っていて、黒蜜をかけて食べます。
1968年(昭和43年)からの販売。
筑紫もち(つくしもち)
五十二萬石 如水庵が販売している福岡県福岡市の銘菓。
筑紫平野のヒヨク米(もち米)を練り上げてきな粉をまぶした餅が入っていて、黒蜜をかけて食べます。
1977年(昭和52年)からの販売。
とち餅(とちもち)
葵乃庄が販売している栃木県日光市の銘菓。
栃木県内のSAやPAで販売されている定番土産で、もち粉にとちの実ペーストを練り合わせたお餅にきなこ粉をまぶしています。
黒蜜をかけるのは他のお餅と同じです。
大風呂敷(おおぶろしき)
宝製菓が販売している鳥取県琴浦町の銘菓。
良質の餅米を使ったやわらかなきな粉餅に、鳥取名産の二十世紀梨で作った特製の梨みつをかけて食べます。
1973年(昭和48年)からの販売。
出陣餅(しゅつじんもち)
かなざわ総本舗が販売している新潟県上越市の銘菓。
新潟県産のこがね餅を使用したよもぎ餅に、黒豆・青豆・大豆のきな粉をまぶしてあり、黒蜜をかけて食べます。
1969年(昭和44年)からの販売。
赤坂もち(あかさかもち)
赤坂青野が販売している東京都港区の銘菓。
「小風呂敷包み」スタイルの元祖。2003年に文化勲章を受賞した日本画家「加山又造」画伯によるデザインの風呂敷を使っています。
クルミと黒糖が練り込まれたきな粉餅です。他の餅と違い、2切れ入りで、蜜をかけないのが特徴です。
街道餅(かいどうもち)
峰福堂本店が販売している長野県長野市の銘菓です。
きな粉をたっぷりとまぶした求肥餅に黒蜜をかけて食べる、桔梗信玄餅によく似たお餅です。
最後に
いかがでしたでしょうか?
パッケージや形、食べ方が似ていても、素材や味にそれぞれ特徴があります。
気になった方は、一度食べ比べてみてはいかがでしょうか?