山梨の土産と言えば桔梗信玄餅。
観光で立ち寄った際には、ワインやフルーツと一緒に買って帰る、我が家の定番土産となっています。
似ているけどちょっと違う風呂敷包みの和菓子「信玄餅」「筑紫もち」「大風呂敷」「出陣餅」他
4つのお餅の共通点は、「きな粉をまぶした3切れの餅が入っている」「特製の蜜をかけて食べる」「小風呂敷に包まれている」ことです。
実際に、違いがどこにあるのかを比較してみました。
桔梗信玄餅(ききょうしんげんもち)
桔梗屋が...
桔梗信玄餅の特徴
桔梗信玄餅とは、小さな風呂敷に包まれた一口サイズのきな粉餅です。
- 安倍川餅を現代風にアレンジしている
- きな粉にまみれた求肥が3切れ詰まっている
- 黒蜜は別添(お弁当用の醤油入れに入っている)
- 添加物などを一切使用していない
- ぎゅうぎゅう詰めなので食べにくいが、風呂敷を上手く使うと食べやすくなる
- 風呂敷包みは熟練したおばちゃん達が手作業で包んでいる
桔梗信玄餅の歴史
桔梗信玄餅は、昭和43年(1968年)の正月に試作品が完成し、同年の夏に販売が開始されました。
山梨県には、お盆に黒蜜をかけたきな粉餅(安倍川もち)を供えて食べる習慣があり、それをヒントに作られたのが桔梗信玄餅です。
名前はもちろん、甲斐国主武田信玄にちなんでいます。
桔梗信玄餅と信玄餅の違い
信玄餅には、「桔梗屋(笛吹市)の桔梗信玄餅」と「金精軒(北杜市)の信玄餅」があります。
金精軒の信玄餅は、桔梗信玄餅より後の1972年(昭和47年)に販売が開始されています。当初は両店とも「信玄餅」の名称で販売していましたが、争いを回避するために桔梗屋が「桔梗信玄餅」として名称を変更しました。
したがって、信玄餅を最初に販売したのは桔梗屋で、信玄餅には桔梗がつく餅とつかない餅の2種類があります。
桔梗信玄餅を食べた感想
お餅は羽二重餅のようにモチモチで、きな粉は香りが良く、味もしっかりしています。
濃厚な黒蜜をかけるので、口の中がかなり甘くなりますが、餅、きな粉、黒蜜のバランスが良いので食べやすい味です。
ひとつ残念なことは、美味しいきな粉と黒蜜を頑張ってまぶしても、食べ終わると残ってしまうことです。残さず食べるには、食べ方に工夫が必要です。
※桔梗屋ホームページにて信玄餅の食べ方を紹介しています。
参考桔梗信玄餅のお召し上がり方桔梗信玄餅の商品概要
商品名 | 桔梗信玄餅 |
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製造者 | 桔梗屋 |
製造者住所 | 山梨県笛吹市一宮町坪井1928番地 |
原材料 | 砂糖、水飴、黒蜜、 餅粉(国産100%)、きな粉(国産大豆100%) |
賞味期限 | 12日 |
保存方法 | 直射日光・高温多湿を避けて保存 |