義父がお土産としてもらった藤い屋の「もみじまんじゅう」を、おすそ分けしてもらいました。
元々は安芸の宮島(厳島)の名物土産で、現在では広島県を代表する土産菓子となっています。
おそらく箱の中身は、こしあん、つぶあん、抹茶あん、カスタードクリーム、チョコレートクリームの5種類だったと思うのですが、もらって食べたのはカスタードとチョコの2種類です。
もみじまんじゅうの特徴
- もみじの形をしている
- 皮はカステラ状の生地でできている
- 餡はこしあんが基本
- つぶあん、抹茶あんなどの和風のものから、チーズ、カスタードなどの洋風なものまで、あんこのバリエーションが豊富
- 生菓子として作られた生もみじという饅頭もある
- 形は違うが素材と食感は人形焼きに似ている
もみじまんじゅうの歴史
日本の初代総理大臣・伊藤博文は、紅葉が美しい宮島の紅葉谷をたびたび訪れることがありました。
ある日、紅葉谷入口にある茶屋に立ち寄ったところ、お茶を差し出した可愛い娘の手を見て、「この紅葉のような可愛い手を食べてしまいたい」と冗談を言ったそうです。
伊藤博文が宿泊していた老舗旅館「岩惣」の仲居のおまんがその冗談話を耳にしていて、高津堂の高津常助に助言したことろ、常助は紅葉の形をした饅頭づくりを始めました。
※常助は、岩惣に和菓子を納品している和菓子職人でありました。
明治39年(1906年)、試行錯誤の末、現在のもみじ饅頭の原型となる「紅葉形焼饅頭」を完成させ、販売したのがもみじ饅頭の始まりです。
もみじまんじゅうを食べた感想
とにかく皮がふわっふわで、ほんのりとした甘みがあります。
中のクリームはとろけ出さないよう、柔らかさの中に適度な硬さを保っています。
カスタードは素朴でどこかホッとする味。チョコは苦味がありながら後味がスッキリ甘いので(どちらかというとビター)、とても食べやすかったです。
洋風でこれだけ美味しかったら、あんこ系も食べたかったな~。
もみじまんじゅうの商品概要
商品名 | もみじまんじゅう |
---|---|
製造者 | 宮島 藤い屋 |
製造者住所 | 広島県廿日市市宮島町1129 |
原材料 | 【皮】卵、砂糖、小麦粉、水飴/グリシン、加工デンプン、乳化剤、膨張剤、増粘多糖類、酢酸(Na)、リゾチーム【チョコフィリング】砂糖、牛乳、食用植物油脂、カカオマス、ココアパウダー、脱脂粉乳、乳たんぱく質分解物、洋酒【カスタードフィリング】牛乳、食用精製加工油脂、砂糖、水あめ、加糖卵黄、脱脂粉乳、乳たんぱく質、洋酒、乾燥卵白、食塩 |
賞味期限 | 14日 |
保存方法 | 直射日光・高温多湿を避けて保存 |
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