どら焼き京都府

京都府京都市の銘菓「つばらつばら」

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鶴屋吉信の代表銘菓といえば「京観世」ですが、この前、をちこちを食べちゃったしな~(形は違えど両方とも小倉羹と村雨を使った棹菓子)。

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ということで、今回はもっちりどら焼き系の焼き菓子を食べてみました。

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つばらつばらの特徴

つばらつばらとは、どら焼きのような粒あん入りの焼き菓子です。

  • 生地の焼き色はどら焼きに似ている
  • あんこを挟むのではなく、半月形の焼皮で包んでいる
  • 皮はもち粉を使っているのでしっとりモチモチ
  • 中はあっさりとした粒あん

つばらつばらの歴史

「つばらつばら」は万葉集にも登場する趣のある言葉です。「しみじみと・心ゆくままに・あれこれ」という意味を持っています。

万葉の歌人・大伴旅人が、太宰府長官として九州に赴任したとき

「浅茅原 つばらつばらにもの思へば 故りにし郷し 思ほゆるかも」

という歌を詠み、故郷の遠き都へ想いをはせました。その心を汲み、吟味した材料で丹精こめて作られたのが、つばらつばらです。

つばらつばらを食べた感想

「モチモチ感が凄い」というのが第一印象でした。しっとりしていてムチムチです。それでいて手触りがふんわりしていて、優しい感じがします。

見た目はどら焼きなのに、ほぼ餅という食感とのギャップが美味しさに追い打ちをかけます。

中のあんこはツヤが良くて甘いです。粒あんなのですが、皮が柔らかく粒がトロっと溶けているのがとてもいいです。

皮にインパクトがあるので、もしも中身が漉し餡だったとしたら、あんこが皮に負けていたでしょう。

しかし、つばらつばらは柔らかさのある粒あんによって、皮と対等な食感になっているので、とても印象に残ります。

「粒あんよりも漉し餡の方が好き」という人もいますが、素材の組み合わせによって、粒あんの方がより美味しく感じられる和菓子もあることを知りました。つばらつばらであれば、私は粒あん派です。

あまりに美味しく、もう一回り大きいサイズで食べたいなと思いました。

これはリピート間違いなしです。

つばらつばらの商品概要

商品名 つばらつばら
製造者 鶴屋吉信
製造者住所 京都府京都市上京区今出川堀川西船橋町340
原材料 砂糖、卵、小豆、水飴、小麦粉、牛乳、もち粉、蜂蜜、寒梅粉、でん粉、加工でん粉
賞味期限 10日
保存方法 直射日光・高温多湿を避けて保存

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