美味しい和菓子をさらに美味しくするには、雰囲気も大切です。
そこで、和やかな気分や上品な気分を味わえる、和菓子にピッタリな食器を紹介したいと思います。
- 温かい風合いが茶色系和菓子を豪華に「やちむん風丸皿」
- 桜餅が映える。春らしい上品な薄緑の「変形楕円皿」
- 和菓子そのものが映えるシンプルな「半月皿」
- 盛り合わせが楽しめる深角皿です
- シンプルなのに高級感あふれる。そんなお皿です
- 洋食器っぽいけど美濃焼の欠けにくいお皿です
- 派手過ぎず地味過ぎない染付がいい。波佐見焼の銘々皿
- 葉っぱの形に小さな花がワンポイントの小皿
- 暗くなりがちな和菓子が明るく美味しく見える。カラフル「十草の中鉢」
- 温かい春を思わせる「桜色の角皿」
- 食材を引き立てる優しい色合い「九谷焼のお皿」
- スリムな備前風サンマ皿が和菓子の友に
- 四角い和菓子に似合うお洒落な丸皿
- 羊羹や棹菓子にぴったり!!もちろん魚料理にも使えます
- 一口饅頭を上品に演出「りんご柄の花小皿」
- 抹茶も和菓子も気軽にいただける「トルコブルーの抹茶碗」
- お饅頭にぴったり「葉っぱの銘々皿」
- ロールケーキが食べたくなる小紋のお皿
- 最後に
温かい風合いが茶色系和菓子を豪華に「やちむん風丸皿」
見た目はやちむん、産地は美濃焼。
本物のやちむんは値段が張りますが、美濃焼なので手ごろな価格で手に入ります。
上生菓子や季節の和菓子でない限り、美味しくても日本のお菓子は地味になりがち。
そんな地味菓子を上品に演出してくれます。
たとえ塩むすび1個だって、インスタ映えしますよ。
このお皿にはげたんはがぴったりです。
桜餅が映える。春らしい上品な薄緑の「変形楕円皿」
3月になるとすっかり春らしい陽気になります。お彼岸に向けて日が長くなり、日中の明るさが増してくるのもこの季節です。
ひなまつりの桃色の華やかな和菓子をいただくには、春らしいお皿も用意したいところです。
菱餅に見られるように、パステル調のピンクとグリーンは相性が抜群で、食卓に春の季節を取り入れるなら、この色が間違いなし。
もちろん和菓子以外にも、お刺身とも相性が抜群です。
このお皿には江戸桜通りがぴったりです。
和菓子そのものが映えるシンプルな「半月皿」
楕円や半月のお皿は、2種類以上の和菓子を盛り合わせるのにピッタリです。
例えば、ひなまつりの「桜餅とうぐいす餅」の組み合わせ、彼岸の「おはぎ(あんこ・きなこ・ごま)」。
無地の白色食器は、素材の色がそのまま映えるので、柄物より汎用性が高いです。
21.5cmと幅広なので、焼き魚やおつまみを盛り付けるのにも重宝します。
このお皿にはさくらかすてーらがぴったりです。
盛り合わせが楽しめる深角皿です
長角皿で深さがある波佐見焼のお皿です。
縁に付いた模様は、和菓子で隠れることがなく、和菓子とお皿が楽しめるデザインです。
どちらかというと、一口サイズのお菓子を、2~3種類盛るのが似合います。
私は切り分けた羊羹や、一口まんじゅうを乗せて食べたいな~。
このお皿にはあんこ玉がぴったりです。
シンプルなのに高級感あふれる。そんなお皿です
「無地だからこそ素材を引き立てる」
そんな言葉がぴったりの中皿です。
洋服と一緒で、黒色はどんな色とも合わせやすいお皿です。カラフルな季節の上生菓子だけでなく、シンプルな色合いの和菓子だってピッタリです。
特に、白地に黒の水玉の豆大福は、乗せるととても可愛いです。見栄えがいいので、更に美味しく感じるから不思議です。
縁を削って凹凸を付けたデザインは、普通の丸皿よりも高級感があり、おかず等を盛り付ける場合、わざとお皿のスペースを空けると上品になりますよ。
このお皿には元禄餅がぴったりです。
洋食器っぽいけど美濃焼の欠けにくいお皿です
表面がつやつやでお手入れしやすく、涼し気なしろくま親子の絵柄がなんとも可愛いです。色合いが紺色のため、夏でも冬でもマルチに使えるのもいいところです。
この形の他にも、マグやパン皿、カレー皿などと、揃えて購入することも可能です。セットで用意しておけば、他の食器はいらなくなるほど、愛着が沸く器です。
このお皿には欅みちがぴったりです。
派手過ぎず地味過ぎない染付がいい。波佐見焼の銘々皿
モダンでありながら飽きの来ないデザイン。色合いもシンプルなので、どんな和菓子やおかずにも合う平皿です。
地味な色の和菓子もこのお皿に乗せると、不思議と豪華になります。
このお皿には切腹最中がぴったりです。
葉っぱの形に小さな花がワンポイントの小皿
白地に小さく描かれた赤い花が特徴の小皿です。
白いお皿は、地味な色合いの和菓子を明るく美味しく見せてくれるので、とても重宝します。
しかも、乗せた和菓子を食べ終えると表れる可愛い花の意外性。美味しさ以外にも楽しませてくれるというのは、嬉しいものです。
また、和菓子だけでなく、きんぴらやおひたしのような簡単なおかずを乗せても、食卓が華やかになります。
可愛いリーフの形で、食材の良さを引き立ててくれるお皿はなかなかお目にかかれません。
値段も安いので、数をまとめて購入すると、さらに役立ちますよ~。
このお皿には切腹最中がぴったりです。
暗くなりがちな和菓子が明るく美味しく見える。カラフル「十草の中鉢」
そんな時に、和菓子を明るく美味しく見せてくれるのがこの中鉢です。ベースが白なので、上生菓子を乗せても華やかさが損なわれず、白色や茶色のお饅頭を盛っても、縁の虹色カラーが豪華に見せてくれます。
このシリーズは、鉢以外にも皿もあるので、揃えておくと使い勝手がいいですよ。
この中鉢にはだだちゃ豆きなこ餅がぴったりです。
温かい春を思わせる「桜色の角皿」
春らしい和菓子の定番って何?と聞かれると、私は真っ先に「桜餅」と答えます。
特に、道明寺粉で作った桜餅が大好きで、うぐいす餅と一緒に並んでいると、嬉しさで魂が天に召されてしまいます。
そして、桜餅から連想するのは「ひなまつり」。女の子の節句で食べる和菓子は、食器も可愛らしいピンク色で揃えたいな~と思います。
でも、模様が付いた薄桃色のお皿はあるけれど、ピンク1色ものを探すとなかなか無いんですよね。
しかし、とうとう見つけちゃいました。桜餅にぴったり和食器を。
このお皿は、丸型もあるんですが、やっぱり角皿がぴったりします。なぜかというと、丸いお菓子は角皿に盛りつけると見栄えとバランスが良くなるからです。
こんな親しみやすいお皿だったら、抹茶と一緒に出されても、緊張せずに和菓子を美味しくいただけますね。
このお皿には欅みちがぴったりです。
食材を引き立てる優しい色合い「九谷焼のお皿」
九谷焼と言えば、「五彩(ごさい)」とよばれる赤・黄・緑・紫・紺青の5色で描かれた、きらびやなデザインが特徴です。その豪華さから、料亭や旅館の食器というイメージが強く、我々一般家庭で使うのは気が引けるところです。
しかし、近年では「五彩」の伝統を生かしつつ、シンプルで暖かみのある絵柄の九谷焼がとても人気を呼んでいます。
九谷青窯の器には派手さはありませんが、盛り付けると繊細で上品になります。なぜなら、茶色の地味な和菓子でも、洋食のお皿にソースで絵を描いたような美しい色合いになるからです。
平凡なおかずが高級になる和食器は、和菓子ライフのスパイスとして大いに役立つこと間違いなし。
このお皿にはくるみ羽二重餅がぴったりです。
スリムな備前風サンマ皿が和菓子の友に
楕円のオーバル皿って、魚だけじゃなく小さな食材と相性ピッタリなんですよ。
和食の盛り付けの定義では、四角いお皿には丸い食材、丸いお皿には四角い食材が綺麗に見えるとの事。
でも、このお皿は楕円だから、四角も丸もどちらも映えます。
中でも、一口大で食べられる和菓子を等間隔で並べて置くと、とってもお洒落。
使い勝手がいいお皿です。
このお皿には大手まんぢゅうがぴったりです。
コーヒー皿がお茶請け皿に。和室でくつろげるほっこり食器
四角い和菓子に似合うお洒落な丸皿
和食のコーディネートとして、「四角い料理は丸皿」「丸い料理は角皿」の組み合わせが、見栄えよく盛り付けできるそうです。
和菓子も同じで、四角いものは丸皿に盛り付けるとよく映えます。シンプルなお皿であればなおのこと。
四季を感じさせるのであれば、「夏は笹の葉」「秋はもみじ」というように、季節のものをプラスすると雰囲気が出ます。
無地の食器は工夫次第でイメージが変わるので、一つはあると重宝します。
このお皿には元禄餅がぴったりです。
羊羹や棹菓子にぴったり!!もちろん魚料理にも使えます
握り寿司や卵焼きなどを盛り付けると、素材が良く映える長角の和皿ですが、和菓子の盛り付けにもピッタリです。
オススメは、ようかんやカステラのような、切り分けて食べる和菓子。もちろん、季節の花や果物をあしらった上生菓子を並べるのもお洒落。
トルコブルーと黒のコントラストが食材を美しく演出してくれます。
このお皿には月よみ山路がぴったりです。
一口饅頭を上品に演出「りんご柄の花小皿」
白地に手描きのリンゴが可愛い楕円をベースにしたお皿です。
最中やお饅頭のような単色の場合、ワンポイント絵柄のお皿を使うと和菓子が映えます。
また、角皿や楕円皿ではなく、花をモチーフにしたものは、丸い形の和菓子との相性が抜群で、テーブルコーディネートが華やかになります。
このお皿には一口饅頭がピッタリです。
抹茶も和菓子も気軽にいただける「トルコブルーの抹茶碗」
しかし、茶道の作法を知らないし、抹茶碗も高いからなかなか手が出ないと思っている人も多いはず。
でもね、自宅で飲むなら、作法は二の次でいいと思いませんか?美味しくて雰囲気を味わえれば、どんな茶碗でもいいと思います。
そこで、自宅和カフェにピッタリなのがこの抹茶碗。地中海を思わせる鮮やかな青が、和菓子に色を添えてくれます。
抹茶碗だけでなく、お汁粉やぜんざい、あんみつにもピッタリです。気分を変えてコーヒーカプチーノなんて最高です。
値段も手ごろなので、気後れすることなく使えます。
この抹茶碗にはくず餅がピッタリです。
お饅頭にぴったり「葉っぱの銘々皿」
小ぶりなお饅頭をお皿に盛ると、何だかこじんまりしてしまい、地味な感じになってしまいますよね。
でも、お皿の形をちょっと変えてみるだけで、何倍も華やかになるんですよ。
織部のグリーンと葉の形が、和のイメージをさらに深め、丸いお饅頭を引き立てるんです。丸皿や角皿よりもバランスが良く、見栄えもさらに良くなります。
自分がお土産を持って行き、お饅頭をその場でこのお皿で出されたら、とても嬉しくなります。
だって、自分が選んだ自慢のおまんじゅうにこんな演出をしてくれたら、このお土産を選んで良かったな~と実感しますもん。
このお皿にはお饅頭がピッタリです。
ロールケーキが食べたくなる小紋のお皿
麻の葉模様のレトロな和皿。料理の取り皿としてもいいのですが、私が乗せて食べたいのがロールケーキのような巻いたお菓子。
メインのお菓子を含めてアートになる絵柄です。高さのある湯呑でほうじ茶を飲みながら食べるのは、気分が少しほっこりします。
1パック100円のスーパーのみたらし団子だって、風情がある雰囲気に早変わりです。
このお皿には丸い形でスライスした和菓子がピッタリです。
https://nyancoroge.info/onkuritaruto
最後に
和菓子は目で楽しんで、素材の美味しさを味わうもの。同じ和菓子でも食器ひとつでイメージが変わります。来客用に、自分用に、趣旨に合わせて食器を選んでみてはいかがですか?
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